平成27年12月定例会総務委員会会

◆リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事について

渡 辺 18日にいよいよ起工式ということで、とうとうそこまで来たんだなという思いが一つあるわけですけれども、トンネルということですので、本県がどういうようなかかわり方をしていくのか、残土処理をどうするとか、あるいは搬出するダンプによる生活者への被害はないかとか、いろいろなことが想定されるわけですけれども、現在、県が掌握している概要をお聞きしたいなと思うんですが、いかがでございますか。

 

リニア交通局理事  南アルプストンネルにつきましては、8月にJR東海が発注をいたしまして、今週18日に安全祈願祭、起工式を実施する運びとなっております。その中で、10月、11月にかけまして、地元のほうに工事説明会を開催しておりまして、その中で、地元から、当然、工事車両の安全性とか環境への影響といった点、幾つか宿題というか要望等がJRに対して出ているという状況でございます。

 今後、そういった地元の安全性に対しては、県でも、当然、事業者と事前に協議をして、いわゆる安全性に関する協定を結ぶということになっておりまして、今現在、運搬とか安全性に関する事前の協議を進めている状況でございます。そういった協議が調ったところで初めて運搬が開始されると理解しております。

 

渡 辺 協定を結ぶということですが、協定はどのぐらいの期間を想定しているのか。

あと、残土処理に対して県がどのようなかかわり方をしているのか、もう計画はできているのか、その辺はいかがですか。

 

リニア交通局理事  事前協議の進め方でございますが、基本的にはいわゆる残土の処理先ごとに協議を調えていくという運びでやっておりまして、今の段階では1カ所、当面、持っていく場所が決まっており、JRから提示されていますので、その部分の協議を進める。これについては、具体的に何年間でどういう形かというのは、まだしっかりした計画が出てきていませんので、その計画が出たところで具体的な運搬量、期間、日常どういった運び方をするのかといったことがはっきりしてくると思っております。それ以外に、残土の処理先につきましては、塩島地区というところが1カ所ございますが、それ以外のところについては、まだ現在、JR東海で搬出先を検討中ということでございます。残土の処理先につきましては、県におきましても、市町からも情報提供をいただく中で、昨年度末に18カ所の候補地を示させていただいておりまして、それらにつきまして、現在、JR東海で、どこへどれだけの量を持っていくかを、検討しているという状況でございます。

 

渡 辺 かなり詳細な計画が進んでいるような雰囲気は受け取れるわけですけれども、忍野村に建てている中学校は、都留のリニアのトンネルの採石を埋め戻してすばらしいグラウンドができたという経緯がありますので、トンネルから出る土砂というのは非常に、そういう意味ではいい残土というか、資源というかが出るような気がするんですけれども、18カ所というのは18市町村なのか、いろいろ考え方があると思いますが、県にとって、有効活用していくという、捉え方によっては県土のいろいろな意味でできるのかと思うんですけれども、そこら辺の考え方、県としてはやはり市町村と連携をさらに密にしていくという考えは持っておられますか。JR東海にお任せというわけでもないわけですね。その辺を、我々総務委員は知っておかないとならない問題ですのでお願いします。

 

リニア交通局理事 委員のいうとおり、発生土についてはなるべく活用していくという考え方がございまして、18カ所につきましては、その中に早川・芦安連絡道路、これは、県が計画を検討している事業でございますが、そういったところへの土砂の活用、リニア駅周辺整備についても将来的に活用していくといったことで、その箇所の中に含まれております。当然、地元、なるべく運搬は短く、なるべく直近に持ってくるのが一番望ましいということで、早川町のほうからも、いわゆる造成等に使いたいという考えもあり、なるべく近場で活用できるよう協議が進められているということを聞いております。